ヤル気スイッチはどうやったら入りやすくなる?
今回は、「ヤル気スイッチ」について考えてみたい。
やる気スイッチ~君のはどこに~入っているの~(^^♪
実体験では、スイッチが入っている時は、物凄い集中力・行動力を発揮して作業がはかどる日がある。かと思えば、スイッチがoffだと時間がいくら経過していてもだらだらしていて、作業が一向に進まない…(;´Д`)
この差は一体何なのか…
という疑問から、実体験も交えて考察していきたいと思う。
今回は、参考・引用文献として以下の本を活用させて頂く。
この本は、私と同業種の方が書かれた本なのですが、知識量や臨床経験の質が深くとても深い。内容は、最新の知識を交えており興味深いもので、読みやすく実生活にすぐに活かせるものとなっている。
序章 まず「脳の準備運動」から始めよう!
脳が活発に働くためには、”睡眠の管理”ってのがとても重要みたい。行動する前からすでに、睡眠状況で差がついていたとは!!Σ(・□・;)
睡眠の質が、生活の質に影響を与えるんですね。
第1条「やるべきこと」にすぐに手をつけるコツ
余計な情報を脳に入れないために、不必要な物は目の前に置かない。その為にも、物は元にあった場所にすぐに片付ける。
自分の意志が弱いから、というのではなく自分自身で無意識に罠にはまるように誘導していたとは!!
Σ(・□・;) 実体験を振り返ると、飲酒・テレビをだらだら見る等の無駄な行為はなんとなーくしていることが多かった気がする。自分が脳をコントロールして主導権を握って行動できるように環境を調整することは大事ですね。
第2条 「ひとつのこと」を終えた後、「次」にスムーズに取りかかるには
フィードバック型脳:過去の自分の動きと、今、自分が動いた結果との”ずれ”を修正すること。結果を基に、次は同じ事をやる時にもっとうまくやろうと思う思考。受動的。
フィードフォワード型脳:未来の自分を予測しその方針や作業に対する目的の為に、体にどんな指令をすればいいかを考え、選択したことを指令する思考。能動的。
脳が自動的に、後者のシステムを起動させやすい状況を作る為に、
脳が「次の行動」を予測出来るところまでは「前の行動」を途切れさせずに連続させること。
私の場合、FBではその行動が上手い出来ても、そこから先にどうつながるのかは不明確。又、うまくやることを重視しすぎて時間の管理ができずにただ時間を長く消費してしまうことになってしまう。
第3条 脳は「他人を真似する」ようにできている
真似をしたい相手が視界に入るようにしたり、レベルの高い集団に身を置くことで、自分のレベルが上がる。
もし、今の環境が自分にとってあまり良くないものであったら、それに染まらないように、視界から遠ざける必要があるんですね。ミイラ取りがミイラにならないためにも。レベルの高い集団になるべく関われるように、行動しつつ近くに尊敬する人がいたらその人が見える位置で活動するようにしたらいいんですね。
第4条 「脳が勝手にやる気になる」言葉の使い方
「しゃべること」と「体を動かすこと」を同じ脳の部位が司っているので、「言葉」を「行動」に変えることができる。 ※ブローカ野:運動性言語野。ミラーニューロン
体の動きに関する言葉
主観的な言葉:感情をそのまま表す言葉
客観的な言葉:状況を描写する言葉
経験的な言葉:今の状況をどのように感じているかを表す言葉
リハビリにおいて、脳の損傷のある方に対して、「脳を動かしていくこと」が治療の有効手段となる。経験的な言葉を使うことで、「どう感じたのか」の言葉を交わしあうことで、次の行動のシュミレーションができる。
脳が発した言葉を私たちが認識するパターン
内言語:頭の中だけでつぶやく言葉。体験したことを話さずにいると、脳内では体験の情報が曖昧なまま保存される。記憶として保存されていても、言葉というINDEXがついていないので、思い出されることがない。
外言語:口に出す言葉。口に出すと音声になって、自分の耳から再び脳内に入りフィードバックされる。内言語に比べて、言葉の力が強く働く。
言葉と行動の関係がこんなに密接なものだったとは!!Σ(・□・;) 外に表出することがいかに大事なことだったんですね! 経験的な言葉を外言語として表出することで、脳のやる気スイッチも入り、次の行動に活かされるようにすることが有効なんですね。
第5条「やればできる」という言葉が逆に「本気」を出せなくなっている
「ここまではできる」と到達点を具体的にすること。確実にできていないことは脳に要求しない。自分が体験したことを「わざ言語」で表出する。課題のレベル設定をして、小さな成功を積み重ねる。
等身大の自分で小さな成功を積み重ねていくことが大切ですね。
第6条 言葉を変えると思考が変わる
メンタル文法:人のセリフを自分の理解しやすい形に変換している。
意識的に「使う言葉」を変えることで、自然と「すぐやる脳」になれる。
言葉と思考の関係、、。言葉って大事なんだな。
第7条 行動力が劇的に上がる「触る力」を活用する
「感触」は脳活性化の強制スイッチ。触覚は五感の中で唯一「ブロックができない」ものであり、私たちの脳は、常に、触覚を通して外の世界を把握している。
感じられる触覚が少なくなると、脳はやる気になりにくく、「すぐやる」ことや、「継続してやり続ける」事が難しくなる。その為、触覚を豊かにすることは、脳が正しく指令を出すこと、そして体を動かしやすくなることに直結する。
感覚を遮断した人が自分で感覚を作りだしたり、精神が不安定になったという実験を聞いたことがあります。又、立った姿勢のまま、会議したり仕事をするとはかどるという話も聞いたことがあるし、触覚=やる気スイッチの引き金となるんですね。
以上、ここまで見てくださりありがとうございました🙇